ホテル暮らしのメリット・デメリット

ホテルで1カ月暮らすとかかる「家賃」とは

ホテルに1カ月間滞在して暮らす場合、ホテル代が合計いくらになるのでしょうか。
例えば、1泊素泊まりで5,000円のビジネスホテルがあった場合、30日間でホテル代は150,000円となります。この中には水道光熱費やベッドサービスなどが含まれ、ホテルによっては長期滞在割引が受けられるところもあるので、立地によってはそれほど高いと感じない金額かもしれません。

しかし、ホテル代で注意をしなければならないこともあります。ホテルの代金は時期によって価格が変わるので、冬場など比較的観光客が少ない季節では1泊5,000円でも、夏場やゴールデンウィークの時期になると価格が大きく上昇する可能性があります。
週末に値段が高くなるところもあるので、1泊5,000円だからといって単純計算で月に150,000円ではない場合があるのです。

ホテル代だけじゃない！その他の費用も忘れずに

ホテルでは基本的に部屋に家電は備わっていません。
洗濯はホテルのランドリーサービスを利用するか、クリーニング店やコインランドリーを使うのが一般的です。ホテルのランドリーサービスでは、YシャツやTシャツなどのほか下着なども洗ってくれます。料金はホテルによってまちまちですが、相場はおよそYシャツで400円ほど、下着や靴下、シャツなどで300円ほどとなっています。
1週間に1度ランドリーサービスを頼むとして、1回の費用がYシャツ3枚で1,200円、下着と靴下、シャツをそれぞれ7枚で6,300円、1週間で合計7,500円かかり、1カ月でおよそ30,000円となります。
コインランドリーでは費用をもっと安く抑えることができますが、その分、時間や手間がかかってきます。

食費も案外バカにならない！

一般的にホテルの部屋にはキッチンはなく、ホテル暮らしをするのなら食事は基本的に外食かスーパーなどで売られているお弁当などになります。
食費はスーパーやコンビニを利用する場合比較的安価に抑えることができますが、外食をすると逆にかなり高くつきます。食費を1日3,000円として計算すると、30日で90,000円となります。やりようによってはもっと費用を抑えることはできるかもしれませんが、キッチンがないことから食材を購入して調理することができない以上、費用を抑えることができたとしても1食あたり500～700円程度は最低かかってくる可能性が高いといえます。
調理をしたり洗い物をしたりする手間は省けますが、ホテル暮らしをする上では無視できない金額になることは確かでしょう。

短期滞在なら別の選択も

上記の数字を全て単純に足していくと、1泊5,000円のホテルに泊まってランドリーサービスを利用して1日あたりの食費が3.000円の場合では、毎月270,000円支払いをすることとなります。
洗濯と乾燥を合わせた1回500円のコインランドリーを使用し、食費を1回500円に削ったとしても、197,000円かかってきます。
この数字を高いと見るか安いと見るかは人それぞれですが、高いと思うならホテル暮らしではない別の短期滞在の選択肢を選んでみてはいかがでしょうか。

例えば、ウィークリーマンションやマンスリーマンションの場合、家具や家電、キッチンが部屋に備わっているので、洗濯や調理を自分の部屋で行うことができます。そのため、それぞれにかかる費用を大きく抑えることが可能となります。
また、ウィークリー・マンスリーマンションを1カ月間借りる場合、ホテルの1室を30日間借りるよりは費用が安く、週末には1泊の料金が高くなるなどの値段の上下がありません。
ホテル暮らしをするとホテル代以外にも多くの費用がかかってきますが、ウィークリーマンションやマンスリーマンションを借りると、滞在費がお得になるだけではなく、その他の費用も抑えられるのでとても経済的です。